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トップダウンとボトムアップ

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会社などの組織では、よく「トップダウン」や「ボトムアップ」というフレーズを耳にすると思います。

 

 

トップダウンとは

トップダウン」という言葉は、会社でいうと社長・会長などが決めた方針を上から下へと情報を伝達して、現場側はその受け取った情報を基に行動していくことを表します。日本のことわざで「鶴の一声」というイメージです。

 

ボトムアップとは

ボトムアップ」は、「トップダウン」が会長・社長など権力がある方の発言に従うという言葉であるのに対し、現場サイドで意思決定するということを表します。

 

それぞれのメリット・デメリット

どちらにも下記のようなメリット・デメリットがあります。

トップダウン

(メリット)

・情報の伝達が早い。

・反対意見が出にくい。

(デメリット)

・圧力をかけてしまう場合がある。

・ワンマン経営になってしまう。

ボトムアップ

(メリット)

・社員が経営に参加することで様々な考えが生まれる。

・社員に経営者感覚が芽生え、能動的・自主的に行動するようになる。

(デメリット)

・情報の伝達に時間がかかる。

・様々な現場で意思決定がなされて意思統一が難しくなる。

・決定事項に反対する社員が出てくる可能性がある。

 

どちらが良いのか

どちらが良い経営方法なのかは会社によって異なると思いますので一概にどちらが良いとは言えませんが、どちらかに偏ってしまうとデメリットの要素が高まってしまう危険性があるので、物事によって両方を使い分ける経営方法を取っている会社が多いと思われます。

(例)

・全社員に広くプロジェクト・企画などを募集して、その中から最終的に経営者が決定する。

・スピードが求められる緊急時には有無言わさずに「鶴の一声」を上げる。

ボトムアップで企画された案件には、経営者側は問題がない限り見守る。 etc.

 

 どんな組織でも全てに当てはまる

ボトムアップ」についてもう少し書きますと、「ボトムアップ」という言葉は何も会社経営的な言葉で使われるだけではありません。「ボトムアップ」には文字通り「底上げ」という意味であることから、まわりに良い影響を与える場合があります。

例えば、野球部や陸上部などおそらく全部活動に共通すると思いますが、自分たちより格段に能力が高い1年生が入部した場合、上級学生は「負けてたまるか!」と思いが芽生えて今まで以上に努力します。

また、他には、新入社員・後輩が何か大きな成果を出した場合、先輩たちは上記と同じように「負けてたまるか!」という気持ちが芽生え、今まで以上にやる気と危機感を持って仕事をします。

 

自主的に危機感を持たせられるのはボトムアップ

会社経営的には「トップダウン」と「ボトムアップ」のどちらが会社として上手く機能するかは一概には言えませんが、組織内の方々の能力を上げる手段としては「トップダウン」で上から指示を出すよりも「ボトムアップ」で危機感を持った方が成長は早いかもしれません。

昔、親や先生に言われても勉強はあまりしなかったけれど、仲の良い友人やこの人には負けたくないと思っている人にテストとかで負けた時などはかなり勉強したという人も多いのではないでしょうか。