2016年のプロ野球セントラルリーグで広島東洋カープが25年振りに優勝しました。
黒田選手や新井選手などのベテラン選手が試合の中でも外でも精神的な支えとなり、当時一斉に頭角を現した20歳台の若手が躍動したことでチームがうまく噛み合い、最終的には2位に10ゲーム以上の差をつけての圧倒的な優勝でした。
また、2016年の広島は話題にも事欠きませんでした。
黒田選手の男気&200勝達成、菊池選手の最多安打(投稿時点)、新井選手の100打点達成間近&2000本安打達成、その年の流行語大賞を受賞した「神ってる」でお馴染み鈴木選手の台頭、充実しすぎてる投手陣など、来年も連覇できるような勢いと要素は充分にあります。
「神ってる」運が良かったってこと?
さて、上記にも書きました"神ってる"。2016年に何度も聞きましたし、今でもたまに使われているのを耳にします。
これは2016年に大ブレイクした鈴木誠也選手を表す言葉で、2日連続サヨナラホームラン、それに続いて3日連続決勝ホームラン、優勝を決める試合での2ホームランなど、いわゆる神がかった活躍をしました。
この"神ってる"という言葉は"神がかっている"を短くした言葉で、若い人の間で使われている言葉らしく、緒方監督がインタビューで使ったことで一気に流行しました。
「あまりにも上手くいきすぎて神様がとりついているんじゃないか」
「運が良すぎる」
などを表す時に使われる言葉ですが、鈴木誠也選手の今年の活躍は本当に"運が良かった"のでしょうか?
そもそも"運が良い"とは何でしょうか?
運が良いとは2パターンある
運が良いとは、例えば「ジャンケンのように本当に運だけで結果が出る場合」と、「努力をしてきた結果チャンスを掴むことができ、見方によっては運が良いだけと思われがちな場合」の2パターンがあると思います。
ジャンケンなどは努力の方法がないため、完全に運だけで左右されますが、後者の場合は努力が必要になります。
鈴木誠也選手も"神ってる"と言われていましたが、結果が出て活躍できたのは、決してジャンケンのようにたまたま運よく活躍できたのではなく、全ては努力してきた結果です。
今まで努力をしてきたからこそ、上記のような結果を出すことができたのです。
努力が必要な「運」の方が圧倒的に多い
他にも、
「あの人はどんどん出世して運がいいな。」
「あの人があの大学に入学できたのは運がよかったな。」
「あの人は良い人と巡り会えて運がいいな。」
上記のように運が良いということを表す場合、宝くじやジャンケンのように「100%運だけの場合」と、「努力をしてきた結果掴みとった」のとどちらに当てはまるのが多いのでしょうか?
結局は運を表す言葉は、ジャンケンなど本当に運以外どうしようもないこと以外は努力次第が大半です。
運が良い人、悪い人とよく言う人がいますが、それは結局、目標達成するための努力ができるかどうかの差であることが多いため、運の良さはその人次第なのかもしれません。