「他人にやらされた練習を努力とは言わない」これはサンデーに掲載された「MAJOR」という野球マンガで名言とされている言葉1つです。
与えられた厳しい練習に耐えることを努力というのか
この言葉が使われた状況を少しだけ説明すると、名門の超強豪高校の野球部に入部して以来、部員達は毎日とてもハードで過酷な練習を課せられていました。
その課せられた厳しい練習にも耐えながら必死で努力してきたにもかかわらず、強豪校であるが故に他の選手との「力の差」・「才能の差」を痛感してしまった部員の1人が、自分の才能のなさから、
「こんなにも厳しい練習に努力して耐えてきたのに・・・自分には才能がないんだ・・・。」
と限界を感じて退部を決意しました。
その言葉を訊いた主人公がその部員に言い放った言葉が、
「他人にやらされてた練習を努力とは言わねえだろ。」
「本当に才能がねえと言い切れるだけの努力はしたのかって訊いてんのさ。」
でした。
この言葉にはっとし、退部を考え直したこの選手は、自主トレに励むようになって本当の意味で努力をするようになりました。
他人と差をつけて成果を出すには…
仕事や勉強、スポーツなどで成果が出ない時に、「こんなにも努力しているのに・・・」 とか「必死で頑張っているのに・・・」という言葉を耳にすることが多々あります。
中にはもちろん本当に努力していてどうしようもないこともありますが、大半はただ与えられたことをやっているだけのことが多いのが現実ではないでしょうか。
確かに与えられたことをこなすことは大変できついかもしれません。しかし、仕事・勉強・スポーツでは与えられたことを実行することは、更にその上を目指すものにとっては当然であって必ず乗り越えなければならないものです。
なぜなら、与えられたことだけをやっていても皆同じレベルなので差がつくはずもありませんし、能力が拮抗してるので自分だけ特別に成果を出すこともないでしょう。
本当に「成果を出したい」、「他人と差をつけたい」と強く望むであれば、与えられた練習・仕事以外で他人とは違うことをして努力しなければ中々難しいでしょう。
しかし、これは上記のように言うのは簡単ですが、実行するのは中々難しいと思います。だからこそ「他人と差がつきやすく、成果にも繋がりやすい」のでしょう。
限られた自由な時間をどう使うか
「MAJOR」の退部しそうになった選手のように「自分は努力したつもりになっていないか」と冷静に見つめ直すことが大事なのかもしれません。
1日の内、仕事や学校、部活、食事、睡眠の時間を除いたら、自由に使える時間が平均2時間前後しかないと言われています。
この2時間をどう利用するかが鍵なのかもしれません。